見たいものしか見ないし聴きたいものしか聴かない
絵を描いたり音楽を聴いたりしていると
物を見る・音を聴くという事について
自分にとって都合の良い心地の良い部分しか捉えていないなと感じる事が多い
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
絵にはデッサンという訓練方法がある。
自分の偏見で固まったイメージで絵を描くのではなく
物を細部まで捉えて見えるままに描く練習である。
そうした過程を経ると
自分の中のイメージがいかに自分の中だけのものであるか
ということを思い知らされる。
人間は結局、
ものごとを正確に把握するわけではなく
自分にとって都合の良いものに変質して把握している。
ものごとの本質を掴める人間になるために力をつけて行きたいと思う。